薬玉(くすだま)
 その昔、平安時代宮中では、五月五日の端午の節句の頃に、邪気を払い不浄を避けるものとして、薬玉を柱や簾(すだれ)にかけて飾りました。
 薬玉は種々の香料、麝香(じゃこう)、沈香(じんこう)、丁子(ちょうじ)などを錦の袋に詰め、それを薬草や様々な造花で飾り、さらに五色の糸の長命縷(ちょうめいる)をつけ、長く垂れ下げた様で飾ります。
 宮中においては、薬玉を下賜し諸人肘にこれを掛けて長命のまじないとしました。
 この薬玉は九月九日の重陽の節供にあたって、菊花に取り替えられるまで掛けられていました。
 彩雲堂はつまみ細工で薬玉を創作しています。

丸つまみと剣つまみ
 彩雲堂の菊玉は丸つまみと剣つまみで丹精込めて作り上げています。
 玉の直径は15センチくらいと大きな作品です。制作時間はそれなりにかかります。つまみ細工に興味を持った方は髪飾りくらいの大きさを作成をされれば良いかと思います。出来上がった作品にもそれなりの満足感と利用価値を見出すことが出来ると思います。人に見ていただいて、それなりの評価をされれば、さらに綺麗な作品を作ることに喜びを感じられることと思います。
このサイトで貴方にもできる髪飾りをお教えします。

用意して頂く物